琴森稲荷・大野
永明庵跡のある東陽小学校のプール脇に「霊感あらたかな琴森稲荷」の看板があり、山の中に続く細い道が見えます。
数年前までは登り口にも真っ赤な鳥居があり、お稲荷さんがあることが明確でしたが、古くなって危険だったのか、現在は撤去されています。
ジグザグ道に手すりがついていて、なんだかわくわくする道です。
途中一箇所だけ分かれ道がありますが、右に進んでください。左の方が石段ぽいですが、何もありません。
分かれ道からすぐに赤い幟旗がたくさん見えてきます。真新しい布地なので、最近お祭があったのでしょうか。
琴森稲荷は、大野の領主鈴木喜三郎が、城山の南の鎮守として築かれ、後に永明庵の守護神としても祀られたそうです。
大野は古くは秋葉街道の宿場町として栄えました。そのため、このお稲荷さんも商売繁盛の神様や、無くし物をした時の神様として崇敬され、今でも参詣者が絶えないとのことです。