新城探訪記〜山の湊新城の神社・お寺

大好きな町、山の湊新城をご紹介。神社、お寺、石造物が中心になるのかな。有名なところはすっ飛ばして、コアなところばかりかもしれません。

大徳寺・豊栄

臨済宗南禅寺派大徳寺は、山号を福聚山といい、正和元年(1312年)の草創と伝えられています。当初は今の裏山に建立されましたが、十一世和尚の時に現境内地の前の畑に移転し、更に元和年間(1615年〜1624年)、十四世和尚が現在地に伽藍を整備しました。
IMG_5877
現在の本堂は、明治22年に火災に遭って消失した後、明治24年に庫裡や玄関と一緒に建てられたものです。本堂脇には赤い鳥居の稲荷社もあります。
IMG_5871
山門は明治の火災を免れ、現存しています。
IMG_5905
本堂前のハクモクレンは、目通り167cmの古木で、訪問した3月半ばに満開の花を咲かせていました。 

IMG_5882

幹に空洞があり、かなり木自体は痛んでいますが、毎年元気に花をつけ、この日もたくさんのお客さんが写真を撮りに来ていました。
IMG_5885
IMG_5887
境内の裏手や墓地周りにはとても大きな木が並んでいます。住職によると、「肥料なし剪定なし」だからこそ、こんなに大きくなってこんなにたくさんの花をつけるのだそうです。

IMG_5894
住職お勧め高台にある墓地から境内を見下ろす景色だというので、早速登ってみました。絶景です。今が見頃だろうとのことです。
IMG_5901
山門の前にもたくさんのモクレンが咲いています。良く見ると少しずつ花の色が違います。おそらくここが以前の境内地だと思います。
IMG_5915
旧境内地の周りには観音像や弘法像が並び、浄土を思わせる空間が広がっています。
IMG_5916