2022-09-23 観音堂・塩沢 豊橋乗本線(別所街道)を北上していると、右手の小高いところに小さなお堂が建っています。これは塩沢の観音堂で、木喰五行上人が寛政11年にこの地を訪れて彫ったという木造十一面観音立像が安置されています。残念ながら観音像を直接拝むことはできませんが、写真付きの詳しい説明板があります。上人は生涯に千体もの仏像を彫ったと言われ、微笑みと猫背が特徴です。こちらの観音堂は昔から子どもたちの遊び場になっていて、観音様と一緒に寝たり、転がして遊んだりしていたそうです。お堂の裏には昭和に建てられた前のお堂の瓦が残されています。その前のお堂は茅葺きで、何故か蚊が寄り付かなかったという昔話が残っています。