2022-11-13 城薮稲荷・長篠 神社 城 寺院 長篠城のすぐ北側にある大通寺に、城薮稲荷という小さなお社があります。元は長篠城鎮守の稲荷のお使い、おとら狐を祀ったものです。長篠・設楽原の戦いの後、稲荷の本社は城と一緒に新城に移ったようですが、元の稲荷は末社として城内に残されました。しかし、誰も祀らなくなり、荒れ果てていたので、おとら狐が周辺を荒らしたり、人に乗り移って病にしたりしたそうです。そこで城址にお社を建て、お祀りしたらおとら狐の悪さは無くなったとのことです。陶器でできた狛犬代わりの狐。どちらかがおとら狐なのでしょうか。長篠城址が文化財に指定され、移動しなければならなくなったことから、平成18年に大通寺境内に移転して祀られています。 城址には元の場所に鳥居とコンクリートの台座が残り、移転先を教えてくれています。