新河岸の渡し跡・東入船
桜淵の妙見堂から小さな桜橋を渡ると左側に新河岸の渡し跡があります。
ガードレールが切れていますが、車を停めるほどの場所はないので、妙見堂のところの駐車場に停めてくることをお勧めします。ほんの少し坂を降りたらすぐに渡し跡です。
たくさんの街道が通る新城ですが、寛永5年(1708年)に吉田(現在の豊橋)と新城を結ぶ定期船が運行されるようになりました。山湊馬浪という言葉がある通り、当時の新城では水運が大きな役割を果たしていたみたいです。
元々はもう少し上流の新城観光ホテルの前あたりにあったそうですが、後にここに移設され、昭和の初め頃まで利用されていたそうです。
この川の流れに、荷物を乗せた船が浮かんでいるのを想像すると、頭の中が江戸時代に一気にタイムスリップします。