2022-10-04 永住寺の亀・的場 永住寺の山門をくぐり、夢栄稲荷への参道との分かれ道の角に石碑が立っています。何気なく見逃すかもしれませんが、石碑が亀に乗っているんです。 この石碑は桜淵の妙見堂にあったものが昭和5年のお堂の火事の後にここに移されたものです。妙見堂とは、北辰(北斗七星)を妙見菩薩と見立てて信仰するお堂です。よく見るとそんな文字が書かれています。妙見様は船頭さんたちに祀られることが多く、亀をいじめることを忌み嫌ったそうです。でも、よく見るとこの亀、顔が獣っぽいです。筆者には耳があるように見えるんですが…。銘には文化七年とあります。1810年で化政文化の時代ですね。