秋葉燈籠2・富沢
旧国道151号線を鳳来方面に少し進み、光明寺に入っていく脇道にもう一つの秋葉燈籠があります。車もほとんど通らないところなので、見つけた時はわくわくしました。燈籠自体は小振りなのですが、台の上に載っているのでかなり大きく感じます。ここの火袋にも蝋燭を立てている跡がありました。ふと気づくと、燈籠の正面は広瀬方面、つまり豊川を向いています。広瀬には渡船場があったそうなので、そちらから来る人たちのために灯したのでしょうか。
銘には文化9年とあります。前回の燈籠よりも少し前のもので、1812年に当たります。この年はチャイコフスキーの序曲「1812」で有名なナポレオンのロシア遠征の年です。とは言っても、ロック好きの私にはコージー・パウエルのドラムソロの曲としてよく耳にした曲ですが。