新城探訪記〜山の湊新城の神社・お寺

大好きな町、山の湊新城をご紹介。神社、お寺、石造物が中心になるのかな。有名なところはすっ飛ばして、コアなところばかりかもしれません。

秋葉燈籠・富沢

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 旧国道151号線は古くは伊那街道と呼ばれ、江戸時代からの石造物がたくさん残っています。富沢公民館の近くには、文政8年の銘がある秋葉燈籠が「防火水そう」の標識に隠れるように立っています。火除けの神様への信仰が、現在の防火設備と一緒にあるというのは面白いですね。火袋には風除けのために太陽と月を模した板が嵌められています。中にはロウソクの燃えカスがあり、今でも地区の方々が祈りを込めて火を灯しているのがわかります。文政8年は1825年、かの岩倉具視が生まれた年です。そんな昔から大切にされている秋葉燈籠が、なんだか羨ましくなりました。